【RAVPower RP-PB201 レビュー】ノートPC充電用のモバイルバッテリーをお探しの方におすすめ!!
携帯のバッテリー持ちが悪く、モバイルバッテリーが手放せなくなっているヨッシーです。
最近は多くの方が当たり前のように持っているモバイルバッテリー。
皆さんはどのような商品を使っていますか?
モノによっては発火事故も起きているので、できれば品質のいい信頼のおける商品を選びたいところ。
今回ご紹介するモバイルバッテリーRP-PB201 はアマゾンでも評判のRAVPowerから発売されている商品で、MacBook Proのようなハイスペックノートパソコンも充電できる、大容量、大出力のモバイルバッテリーです。
ハイスペックのノートパソコンをお持ちの方、電源を確保できない場所で作業をすると見る見るバッテリー残量が減っていき、買ったばかりのPCでカタログ上は10時間持つはずなのに半分も持たない・・・なんで?と疑問に思った方は多いのではないでしょうか。
バッテリーの残量時間5分前に見たときは10時間って出てたのにもう5時間になってるよ~
カタログ上は10時間もつはずなんだけどな・・・
車の燃費と同じようなもので、カタログ値の駆動時間と実際の駆動時間とではパソコンメーカーの測定条件と実際の使用条件とで一致しないから実際の駆動時間は短くなるんだよ。
ノートパソコンの駆動時間を少しでも長くしたい!もしものために保険で補助バッテリーを持っておきたい!ついでにスマホも充電したい!そんな欲張りな方の味方になってくれるのがモバイルバッテリー RAVPower RP-PB201 です。
ただし、全ての方におすすめできる商品ではありませんので、どのような方におすすめでどのような方にはおすすめではないのか?を紹介していきたいと思います。
目次
製品スペック
以下が RAVPower RP-PB201 の製品スペック表です。
モデル | RAVPower RP-PB201 |
カラー | ブラック、ホワイト |
バッテリー容量 | 20000 mAh |
出力ポート | 2ポート(USB Type-C、USB Type-A) |
入力ポート | 1ポート(USB Type-C 入出力兼用仕様) |
満充電時間 | 最短約 3 時間 (USB Power Delivery対応の30W充電器で充電した場合) |
USB Type-Cポート出力 (USB Power Delivery対応) | 最大60W (5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A) |
USB Type-Aポート出力 (Quick Charge 3.0対応) | 最大18W (5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A) |
合計最大出力 | 最大60W (USB Type-Cポート PD 45W + USB Type-Aポート 5V/3A) |
サイズ | 約151.7mm x 66.7mm x 25.2mm |
重量 | 約371.7g |
製品保証 | 18ヶ月 (メーカー公式HPにて製品登録後、さらに延長保証12ヶ月追加で合計最長30ヶ月) |
その他 | パススルー充電対応 |
参考価格 | 7,999円(Amazon) (※2021/2/6 時点) |
ポイントは『USB Power Delivery対応』『USB Type-Cポート出力が60W』『大容量でありながらコンパクトで軽量』です。
USB PD(Power Delivery)対応
【RAVPower RP-PB201】は USB PD (Power Delivery) に対応っていうけど、そもそも『USB PD』ってなんのこと?
USB端子を用いてパソコンやスマホなどのデバイスを充電するための給電規格のことだよ。
USB PD に対応していないとパソコンの充電ができないんだ
モバイルバッテリーでノートパソコンのような消費電力の大きい機器を充電するためにはUSB PD対応である必要があります。
RAVPower RP-PB201 はUSB PDに対応しているのでUSB PD対応のデバイスを充電することが可能となります。
また、USB PDに対応しているということは従来の充電器と比べて給電するパワーが強いので短時間で充電することも可能となります。
USB Type-Cポート出力が60W!!
USB Type-Cの最大出力が60Wってどうなの?
これまでのモバイルバッテリーと何がどう違うのか
よくわからないんだけど・・・
MacBook Pro 13インチのようなハイスペックPCだと付属のアダプタが61Wなので、最大出力60Wの【RAVPower RP-PB201】だと高速な
充電が期待できるし安心して使用することができるんだ。
最大出力が低いとノートパソコンによっては充電できないか、
充電が安定しないことがあるから、ノートパソコンに合わせて
モバイルバッテリーを選択することも重要だよ。
ノートパソコンの機種により必要な電力は異なりますが、各ノートパソコンに付属するアダプタが安全な電力W数の目安となります。MacBook Pro 13インチでは61W、MacBook Pro 15インチでは87Wのアダプタが付属しますのでMacBook Pro 13インチであれば最大61W、MacBook Pro 15インチであれば最大87Wと考えることができます。
モバイルバッテリーの出力数が付属するアダプタのW数を大きく下回ると充電が遅かったり、使用量に対して充電がおいつかない、最悪充電ができないことが起こります。
RAVPower RP-PB201 はUSB Type-Cポートの最大出力が60WなのでMacBook Pro 13 インチであれば余裕をもって充電が可能です。
MacBook Pro 15インチだと使い方によっては消費電力が大きくなるので充電が遅くなったりすることもあるかもしれませんが十分許容範囲でしょう。
Lenovo ThinkPad X1 Yoga を充電できるか試してみた
実際に RAVPower RP-PB201 でノートパソコンが充電できるか検証してみました。使用したノートパソコンは Lenovo ThinkPad X1 Yoga (2018) です。CPUが Core i5-8250U のモデルです。
充電中のオレンジランプが点灯していることを確認できました。
Lenovo VANTAGE の『バッテリーの詳細』画面でも充電中であることを確認できました。
RAVPower RP-PB201 が満充電状態で Lenovo ThinkPad X1 Yoga を充電した場合、およそ100% 近くまで充電できることを確認できました。
Lenovo ThinkPad X1 Extreme を充電できるか試してみた
次は RAVPower RP-PB201 で Lenovo ThinkPad X1 Extreme (2018) を充電できるか試してみました。
Lenovo ThinkPad X1 Extreme はCPUが Core i7-8850H 、GPUは GeForce GTX 1050 Ti を搭載しており、かなりハイスペックの部類に入ると思います。
付属するアダプタのW数は135Wです。
結果は、写真の通り警告マークが表示されており、給電(電力を供給)はできているようですが充電(電気を蓄える)はされていないようでした。
少なくとも数分放置した後にバッテリーの残量を確認しましたが残量は減っておらず、補助バッテリーとして機能は果たせていると思います。
RAVPower RP-PB201 は大容量でコンパクト。しかも軽量!!
RAVPower RP-PB201のバッテリー容量20,000mAhってすごいの?
数値だけみると大きそうだけど・・・
このサイズ感だと20,000mAhはかなり大容量の部類だね。
スマホだと2,3回の充電はできるから十分な容量じゃないかな。
じゃあ、できるだけ大容量のモバイルバッテリーを
選んだ方がいいってことなんだね。
そうでもないんだよ。
大容量ってだけで選んでしまうと後悔することもあるんだ。
容量が大きくなると単純に大きさと重量が増えるから
普段持ち歩くことも考えて選ぶことが重要なんだ。
容量と重量、大きさのバランスが大事なんだよ。
RAVPower RP-PB201 のバッテリー容量は 20,000mAh と大容量です。
iPhone11 Pro Maxであれば最大2.6回、iPad Pro 2018であれば最大1.6回、Galaxy S10であれば最大3.4回の充電が可能な容量となります。
RAVPower RP-PB201 とバッテリー容量が同じぐらいのモバイルバッテリーをピックアップしサイズ、重量を比較してみました。
モデル | バッテリー 容量 | サイズ | 重量 | 最大出力 (USB Type-c) |
---|---|---|---|---|
RAVPower RP-PB201 | 20,000mAh | 約152 x 66.7 x 25mm | 372g | 60W |
RAVPower RP-PB159 | 20,100mAh | 約160 x 78.5 x 23mm | 400g | 45W |
Anker PowerCore+ 26800 PD 45W | 26,800mAh | 約180 x 80 x 24mm | 580g | 45W |
Anker PowerCore Essential 20000 PD | 20,000mAh | 約158 x 74 x 19mm | 346g | 18W |
Luxtude PowerRapid 20000 PD | 20,000mAh | 約181 x 79 x 22mm | 531g | 45W |
RAVPower RP-PB201 はUSB Type-Cの最大出力が他のモバイルバッテリーより頭一つ抜けて大きいにも関わらずサイズ、重量はほぼ変わらない、むしろ他よりもコンパクトになっており、現在最もおすすめしたいモバイルバッテリーとなっています。
ただし、『モバイルバッテリー』というぐらいですから普段持ち歩くことも考えなければなりません。そもそもノートパソコンの補助バッテリーとして考えていない人にとってはあまり必要ではないスペックであり、実際に手に取ってみると意外に大きく、常に持ち運ぼうとは思いません。他にも重量の軽い大容量のモバイルバッテリーは存在しますので、自分にとって容量と重量、大きさが許容できるか?バランスを考えることが重量と考えます。
その他の機能
その他の機能として以下があります。
パススルー充電対応
RAVPower RP-PB201 はパススルー充電に対応しています。
パススルー充電とは、AC電源(コンセント)からモバイルバッテリーに入力した電力をスマートフォンなどのデバイスへ優先的に給電する機能です。
https://news.mynavi.jp/article/20190411-smartphone_word/
パススルー充電に対応していれば、モバイルバッテリーとスマートフォンを同時に充電することが可能となります。
自宅など、コンセントに不自由しない場所では特にメリットを感じませんが、外出先でコンセントが1つしかない場合、コンセントからモバイルバッテリーをつなぎ、モバイルバッテリーとスマートフォンをつなぐことでモバイルバッテリーとスマートフォンを同時に充電することができる、というわけです。
注意点として、パススルー充電はUSB Type-Cポートが入力として使われるため、USB-Aポートが出力ポートとなります。そのためノートパソコンの給電はできず、スマートフォンの充電が対象となります。
満充電時間は最短で約 3 時間!!
RAVPower RP-PB201 をUSB PD対応の30W充電器で充電した場合、最短約3時間で充電が可能です。大容量バッテリーを持っている方で経験がある方もいらっしゃると思いますが、ものによっては8時間以上も充電に時間が掛かるモバイルバッテリーも存在します。その点、RAVPower RP-PB201 はUSB PD対応30W充電器で充電すれば3時間で充電可能なため、急いで充電したい場合に助かります。
次に、どのような方におすすめなのか、逆にどのような方におすすめでないのかをご紹介します。
こんな方におすすめ
RAVPower RP-PB201 は下記の条件にあてはまる方におすすめです。
- ハイスペックノートパソコンの補助バッテリーとして利用したい
- スマホやノートパソコンを同時に充電したい
- サイズや重さよりもバッテリー機能を優先したい
- 信頼できるモバイルバッテリーを利用したい
- 性能とコスパを重視
ノートパソコンに付属するアダプタのW数よりも RAVPower RP-PB201 の出力数が大きいようであれば充電可能となりますのでおすすめです。
ただし、大出力のモバイルバッテリーはほとんど1万円を超え、サイズ、重量ともに RAVPower RP-PB201 より大きいものとなります。
そういった意味ではコスパもよく、ノートパソコンへも充電可能ということで、現時点では RAVPower RP-PB201 の1択となります。
ちなみに現在、私がモバイルバッテリーで重視する点は1と4です。
モバイルバッテリーは発火の恐れもあるのでできるだけ実績のあるメーカーを選びたいものです。
RAVPower RP-PB201 はこんな方にはおすすめしません
RAVPower RP-PB201 は下記の条件にあてはまる方におすすめしません。
- 普段重いものは持ち歩きたくない
- ノートパソコンは充電対象と考えていない
- ノートパソコンは充電したいがハイスペックではない
- できるだけ安いものがよい
RAVPower RP-PB201 の重量は約370gあり、スマホ2台分の重量と考えるとそれなりの重さになります。その他の商品として、RAVPower RP-PB186 があります。
MacBook Airであれば RAVPower RP-PB186 でも充電可能ですのでノートパソコンの消費電力に応じて検討した方がいいと思います。
まとめ
RAVPower RP-PB201 は現時点でおすすめできるコスパの高い最強のモバイルバッテリーであるといっても過言ではないでしょう。
しかし、使用用途によってはオーバースペックにもなります。
自分に必要なスペックなのかをよく検討の上、本記事も参考にご検討いただけますと幸いです。