シマノ 22BB-X ハイパーフォース vs 21BB-X テクニウム 徹底比較!!買う前にこれだけは知っておきたい
22BB-X ハイパーフォースが欲しいリールNo.1のヨッシーです。
2022AW シマノオンラインフィッシングショーで22BB-X ハイパーフォースのリリースがアナウンスされました。
SUTブレーキⅡを搭載し、21BB-X テクニウムよりお求めやすい価格設定で発売を心待ちにしている釣り人も多いのではないでしょうか。
今回は22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムをカタログスペックから徹底比較し、どちらがお買い得なのか?またどんな方におすすめか?を掘り下げ皆さんの購入のヒントになればと思っています。
それでは早速みていきましょう。
22BB-X ハイパーフォース、21BB-X テクニウムの詳細については下記の記事も参考にしてみてください。
目次
22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムの違い
ズバリ、22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムの違いは以下になります。
- 22BB-X ハイパーフォースのラインナップが多い
- 21BB-X テクニウムの最大ブレーキ力が高い
- 21BB-X テクニウムの最大ドラグ力が高い
- 21BB-X テクニウムのボールベアリング数が多い
- 価格差は定価で4万円ぐらい
- デザイン、カラーが違う
上位機種である21BB-X テクニウムに優位性があるのは当たり前なんですが、価格差から考えるともっと機能的な差があってもいいのかな、というのが率直な感想です。
ではその違いについてもっと詳しく見ていきましょう。
ラインナップとスペック比較
まずは22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムのラインナップとスペック比較。
品番 | ギア比 | 最大 ブレーキ力 (Kg) | 最大 ドラグ力 (Kg) | 自重(g) | スプール径 (mm) /ストローク (mm) | 糸巻量 ナイロン (号-m) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル 1回転) | ハンドル 長さ(mm) | ベアリング 数BB /ローラ― |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2500DXXG S R | 7.2 | 8 | 8 | 255 | 47.5/14.5 | 2-170 2.5-150 3-120 | 1-320 1.2-270 1.5-220 | 107 | 50 | 11/1 |
C3000DXXG S R | 7.2 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 107 | 50 | 11/1 |
C3000DXXG S L | 7.2 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 107 | 50 | 11/1 |
C3000DXG S R | 6.6 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 11/1 |
C3000DXG S L | 6.6 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 11/1 |
C3000D TYPE-G S R | 4.6 | 8 | 8 | 255 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 69 | 50 | 11/1 |
C3000DXG | 6.6 | 8 | 8 | 235 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 8/0 |
品番 | ギア比 | 最大 ブレーキ力 (Kg) | 最大 ドラグ力 (Kg) | 自重(g) | スプール径 (mm) /ストローク (mm) | 糸巻量 ナイロン (号-m) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル 1回転) | ハンドル 長さ(mm) | ベアリング 数BB /ローラ― | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2500DXG S R | 6.6 | 10 | 10 | 255 | 47.5/14.5 | 2-170 2.5-150 3-120 | 1-320 1.2-270 1.5-220 | 98 | 50 | 16/1 | 96,000 |
2500DXXG S L | 7.2 | 10 | 10 | 255 | 47.5/14.5 | 2-170 2.5-150 3-120 | 1-320 1.2-270 1.5-220 | 107 | 50 | 16/1 | 96,000 |
C3000DXG S L | 6.6 | 10 | 10 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 16/1 | 96,000 |
C3000DXXG S R | 7.2 | 10 | 10 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 107 | 50 | 16/1 | 96,000 |
C4000D TYPE-G S R | 4.6 | 10 | 10 | 255 | 48/14.5 | 3.5-170 4-150 5-125 | 1-490 1.5-320 2-240 | 69 | 50 | 16/1 | 96,000 |
ラインナップ
22BB-X ハイパーフォースは、2500~3000番まで計7種類がラインナップ。
対して21テクニウムは、2500~4000番まで計5種類の展開となっています。
なんとなく、左右のハンドルで同じ番手、同じギア比の機種を揃えるものだと思っていたんですが、レバーブレーキのリールは左右でギア比違いや左右のどちらかしかない番手もあり不思議な感じです。
22BB-X ハイパーフォースのラインアップ
- 2500DXXG S R
- C3000DXXG S R
- C3000DXXG S L
- C3000DXG S R
- C3000DXG S L
- C3000D TYPE-G S R
- C3000DXG
21BB-X テクニウムのラインナップ
- 2500DXG S R
- 2500DXXG S L
- C3000DXG S L
- C3000DXXG S R
- C4000D TYPE-G S R
22BB-X ハイパーフォースの方が同番手、同じギア比で左右の機種が揃っているので購入の選択肢も多く高印象です。
ラインナップになく要望の多い番手は追加される可能性もあると思いますが。
スペック
次はスペック比較。
22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムでギア比と番手が同じものはC3000DXXG S Rなのでこちらで比較していきます。
違いは以下の3点です。
(以下、22BB-X ハイパーフォース:21BB-X テクニウム)
- 最大ブレーキ力(8Kg:10Kg)
- 最大ドラグ力(8Kg:10Kg)
- ボールベアリング数(11個:16個)
最大ブレーキ力(8Kg:10Kg)
最大ブレーキ力とは、ブレーキを掛けた状態どれだけの荷重に耐えられるか(どれだけの力で糸を引っ張ったときにローターが逆転しだすか)を示したもの。
22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムのどちらも最大ブレーキ力が8Kg以上あるので十分だと思いますが、大物を掛けたときに8Kgだと不安だという方は必然と10Kgの21BB-X テクニウムを選択することになります。
いずれにしても大は小を兼ねるともいいますし、最大ブレーキ力は大きいに越したことはないのでここに21BB-X テクニウムの優位性があります。
最大ドラグ力(8Kg:10Kg)
こちらも21BB-Xテクニウムが10Kgあり、22BB-X ハイパーフォースの8Kgを上回ります。
ドラグをガチガチに閉めてファイトすることは中々ないかもしれませんが、10Kgもあれば多少強めのタックルで大物をターゲットとすることもできるので助かります。
ボールベアリング数(11個:16個)
22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムの違いで目についたのがこのボールベアリング数。
汎用スピニングリールだと中級モデルと上級モデルでもここまでの差はないと思うんですが、ボールベアリング数の数が5個も違います。
使用される部位にもよるかもしれませんが、巻き感であったり、ローターの回転にも大きく影響がでるでしょう。
価格差は定価で4万円ぐらい
22BB-X ハイパーフォースの本体価格が現時点(2022.08.07)で未定となっているので確定ではありませんが、旧モデルの価格から¥60,000前後を予想しています。
21BB-X テクニウムの本体価格が¥99,800なので価格差が約¥40,000ぐらい。
この価格差に対して性能差があるのか?どうなんでしょうね。
技術特性比較
次は22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムの技術特性上の比較。
22BB-X ハイパーフォース | 21BB-X テクニウム | |
---|---|---|
HAGANEギア | ○ | ○ |
X-SHIP | ○ | ○ |
HAGANEボディ | ○ | ○ |
サイレントドライブ | ○ | ○ |
SUTⅡブレーキ | ○ | ○ |
マグナムライトローター | ○ | ○ |
Xプロテクト | ○ | ○ |
AR-Cスプール | ○ | ○ |
CI4+ | ○ | ○ |
S A-RB | ○ | ○ |
ワンピースベール | ○ | ○ |
海水OK | ○ | ○ |
見てわかるとおり、技術特性に差はありません。
両者ともに新機構であるSUTⅡブレーキを搭載しているし、NEWマグナムライトローターも搭載しています。
ハンドルを離したとき、ローターが逆回転しラインが放出されますが、ハンドルは逆回転せずにラインを放出することができる画期的なシステム。
ちなみに通常のレバーブレーキは、ローターといっしょにハンドルも逆回転しラインが放出される。
ローターの形状を左右非対称とすることで慣性力を低減させ、軽量化と剛性を強化し巻き出しは軽く、感度とレスポンスに優れたローター。
デザインは?
22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムのデザインはどうでしょう。
22BB-X ハイパーフォースは黒を基調とし、赤が差し色になった旧モデルと同様のデザイン。
21BB-X テクニウムは黒を基調とし、金が差し色になったデザイン。
どちらも高級感があっていいですね。
個人的にデザインは22BB-X ハイパーフォースが好きですが、21BB-X テクニウムも高級感があってこれまたいい。
こればっかりは竿とも合わせたいので良し悪しは決められないですね。
まとめ
22BB-X ハイパーフォースと21BB-X テクニウムを比較すると、レバーブレーキリールの性能という観点でキモとなるブレーキ力とドラグ力、そしてボールベアリング数に大きな差があります。
技術特性で違いがないことを考えると22BB-X ハイパーフォースがコストパフォーマンスの高いモデルであることは間違いないでしょう。
ただし、21BB-X テクニウムは内部の部品が他のリールより質のいいものを使っている可能性があり、目に見えない部分で性能面、耐久性においても優位性がある可能性があります。
そして、シマノのレバーブレーキリールのフラッグシップモデルですから所有欲を満たしてくれることは間違いありません。
あとはタックルバランスとデザインの好みで選択が決まるのではないでしょうか。
皆さんの購入の参考になれば幸いです。