ベイトリール

DC音がたまらない!21スコーピオン DCはキャストフィールが気持ちいい【レビュー・インプレ】

シマノ 21スコーピオン DC 150HG
ヨッシー

「キィーン!」と言えば「Dr.スランプ アラレちゃん」を思い出すヨッシーです。

21スコーピオン DCを購入して1年以上が経ちますが中々出番がなく、そろそろ使わないとリールに怒られそうなので久しぶりに使ってみました。

最近はSVSインフィニティブレーキばかり使ってて忘れていたDCのブレーキ音。
おもいきりキャストしたときの「キィーン!」って音がたまらんです!

ということで今回は21スコーピオン DCの特徴と使用感をインプレしたいと思います。

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購入したのは 21スコーピオン DC 150HG

シマノ 21スコーピオン DC 150HG

購入したモデルは21スコーピオン DC 150HG(右ハンドルのハイギア)。

HGよりもXG(エキストラハイギア)の方がよかったんですが店舗に在庫がなかったのでハイギアを購入しちゃいました。

スコーピオンらしい(?)ワインレッドの箱がおしゃれでいいですね。

今回、21スコーピオン DCを購入した理由は単純にDCブレーキのリールが欲しかったことと、海水での使用を前提としているので糸巻量の多いモデルが欲しかったから。

やはり遠投がメインになるのでキャスティングにも優れ、トラブルも少なく、コスパにも優れた21スコーピオン DCはベストなチョイスではないでしょうか。

21スコーピオン DCの外観

21スコーピオン DC 150HG

どうでしょう、21スコーピオン DC 150HG

めっちゃカッコイイ!

ちょっとラメ入りのシルバーを基調に赤と黒が差し色で入ったカラーで高級感があります。

21スコーピオン DC 150HG のハンドル周り

メカニカルブレーキノブにはもちろん、サソリマークが入っちゃってます。
それだけでテンション上がります!

個人的にハンドル固定ナットは赤色がよかったような気が。
カスタムとして交換しちゃおうかな。

21スコーピオン DC の外観
21スコーピオン DC 上から

わかる人が見ればスコーピオンとわかる形状ですね。
19スコーピオン MGLも同じ形です。

クラッチがバンタムやメタニウムと比べ少し低めの位置にあります。
なれればそんなに気にならないですが。

サイドプレート

外部のブレーキダイヤルはサイドプレートの下部に配置されています。

外部ダイアル

ブレーキダイヤルを「OPEN」の位置に合わせ、その隣にあるレバーを「OPEN」方向に切り替えることでサイドプレートを開けることができます。

レベルワインダーは残念ながらメガホン型ではないですね。

メインラインがPEだとロングリーダー(リールにノットが巻き込むぐらい)でノットを組んだときの抜け感は良くないかもしれません。

PE使用時のリーダーの長さはリールに巻き込まない、バッドガイドとの間にくるぐらい、2ヒロ程度で考えた方がトラブルも少なく快適に使えそうです。

ハンドルノブはHGなので小さいやつ

ハンドルノブはXGの大きいタイプがいいんですけどね。

海水でしか使わないのでパワーファイトできるようにハンドルはカスタム予定です。

リールフット周り

さすがにスコーピオンは『JAPAN』ではなく『マレーシア』ですな~

21スコーピオン DCの特徴

あらためて21スコーピオン DCの特徴をご紹介します。

21スコーピオン DCは、バス釣りからソルトウォーターまでフリースタイルで楽しめるシマノから発売されているミドルクラスのベイトリールです。

特徴は、多彩な設定を可能とするI-DC5 DCブレーキを搭載していることや第二世代のマグナムライトスプールにより飛距離アップと軽快なキャストフィールを実現していること、マイクロモジュールギアやHAGANEギア、HAGANEボディなど上位機種にも採用されている技術機構を搭載していることが挙げられます。

I-DC5デジタルコントロールブレーキ

21スコーピオン DC のDCブレーキ I-DC5
21スコーピオン DC のDCブレーキ I-DC5

I-DC5とは、3モード(「ナイロン」「フロロ」「PE」とラインによって選択)の内部ダイヤルと、ルアーのウェイトに応じて調整する「4ボリュームセミオート」と「Wモード(強風時使用)」の5段階外部ダイヤルを備えた、デジタルコントロールブレーキシステムです。

外部ダイヤルは、1→2→3→4→Wの順でブレーキ力が強くなります。
W(ウインドモード)は強風時に使用する設定のようですが自分はまだ使ったことがありません。

あと内部ダイヤルが回し難いという意見もありますが、ライン(F:フロロ、N:ナイロン、P:PE)によって合わせるものなので頻繁に変更するものでもなく自分は特に気になりません。

NEWマグナムライトスプール搭載

マグナムライトスプール
マグナムライトスプール

21スコーピオンDCは第二世代のNEWマグナムライトスプールを採用しています。

スプール胴径への穴開けや薄肉化以外にスプール側面への穴開けを行うことで慣性モーメントを減少させ飛距離アップにつなげています。

そして、21スコーピオンDCは25mmというスプール幅を採用しているため、3号のPEを巻いても約100m巻くことができ、海水でも安心して使用することができます。

I-DC5とNEWマグナムライトスプールのおかげて21スコーピオン DCのキャストフィールは気持ちいいってわけです。

マイクロモジュールギア採用

マイクロモジュールギア搭載

21スコーピオンDCにはマイクロモジュールギアが搭載されています。

実際に巻き心地はかなりいいです。

ギアの歯数が増えたことにより強度もアップし、巻き上げも強くなっているので魚が掛かったときも安心です。

ラインナップとスペック

21スコーピオンDCは、3タイプのギア比(ノーマルギア、ハイギア、エキストラハイギア)と左右ハンドルの計6種類がラインナップされています。

品番ギア比最大
ドラグ力
(Kg)
自重(g)スプール径
(mm)
/幅
(mm)
糸巻量
ナイロン
(lb-m)
最大巻上長
(cm/ハンドル
1回転)
ハンドル
長さ(mm)
ベアリング
数BB
/ローラ―
本体価格(円)
1506.25.521534/2512-130
14-110
16-100
66427/137,500
1516.25.521534/2512-130
14-110
16-100
66427/137,500
150HG7.45.521534/2512-130
14-110
16-100
79427/137,500
151HG7.45.521534/2512-130
14-110
16-100
79427/137,500
150XG8.55.522534/2512-130
14-110
16-100
91457/137,500
150XG8.55.522534/2512-130
14-110
16-100
91457/137,500

技術特性

21スコーピオンDCの技術特性は下記の通りです。

  • マイクロモジュールギア
  • Xシップ
  • HAGANEボディ
  • マグナムライトスプール
  • I-DC5
  • S3Dスプール
  • S A-RB
  • スーパーフリースプール
  • 海水OK

実釣でのインプレッション

久しぶりに21スコーピオン DCの出番ということで今回は軽めのルアーを中心に投げてみました。

使用したタックルは以下の通りです。

ロッド:アブガルシア XROSSFIELD XRFC-654ML-BF-MB

リール:シマノ 21スコーピオン DC 150HG

メインライン:SUNLINE SIGLON PE×4 #3

リーダー:VARIVAS VEP SHOCK LEADER 25LB

使用したルアーは皆大好きウォーターランドから発売されているジャークソニック65です。

自重は6.5gなので21スコーピオン DCで快適に投げられる下限ギリギリの重量かと。

実際に投げてみると、あれ?意外といけるじゃん!ってのが第一印象。

DCブレーキは軽量ルアーが苦手という聞いていたので7g(1oz)程度でも微妙なのかと思ってたのですが以外と投げられます。

ピッチングとかは厳しいかもしれませんがオーバーハンドキャスト、サイドキャストでは問題なし。

もちろん、DCブレーキだからといってバックラッシュしないわけではないのですが、修復不能ってほどのバックラッシュはせずかなり快適にキャストすることができました。

ちなみにブレーキ設定は3で快適に投げることができ、2にするとバックラッシュの頻度が上がるので自分にとっては7g程度だとブレーキ設定は3がいいと思いました。
(使用するロッドによっても変わると思いますが)

そして釣れたのがこちら。

30cmないぐらいのメッキ(ギンガメアジ)

30cmまではいかないですがメッキが釣れました。

この日は軽めのルアーばかりでしたが別の日に28g(1oz)のジグも投げていますがブレーキ設定2でバックラッシュもあまりせずキャストすることができました。

やはり21スコーピオン DCは重めのルアーの方が投げてて気持ちいい。

「キィーン!」というDCブレーキ音とともに70m以上もルアーが飛んでいくとストレス解消にもなり最高です!

太刀魚

こちらは21スコーピオン DCを買ってすぐの釣行で釣れた太刀魚。

不満なポイント

21スコーピオン DCを使用してみて初級者から中級者まで満足のいく機種になっていると思っていますが、個人的に不満なポイントが1点あります。

それはスプールに開けられた穴(ブランキング)の位置。

19スコーピオン MGLの場合、スプールの真ん中あたりに穴が開いているんですが21スコーピオン DCの場合、真ん中からズレた位置に穴が開いています。

マグナムライトスプール
マグナムライトスプール

これの何が嫌かというと、ラインをスプールに結ぶときにラインのコブができると思うんですがそのコブを穴に仕舞えないんですよ。

そもそも穴が開いていないスプールもあるのでさほど問題ないかもしれないですが、19スコーピオンMGLは真ん中に穴が開いてるので同じようにすればいいのに、と思った次第です。

まとめ

21スコーピオン DCは上級者が使用すると何かしら不満点があるのかもしれませんが、自分のようなスピニングリールになれた初級者や中級者までならコスパに優れた買って満足度の高いリールだと思います。

特にDCブレーキ搭載のリールが欲しい方や海水メインの方、遠投メインの方にはおすすめです。

2022年10月、22SLX DC XTが発売予定となっておりこちらも気になります。
もし、買う機会があれば22SLX DC XT vs 21スコーピオン DCの比較をレビューしようと思います。

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